LINEを守る!レターシーリング

LINEユーザーの個人情報が中国の提携先からアクセスできた件について、昨日ブログを書きました。一応、ブログを書くにあたり周辺情報も調べてみたところ、LINE株式会社は「情報は強力に暗号化されており、特に現状問題が起きたわけではありません」というスタンスで、「暗号化」が本当に絶対安全なのかどうかについては、正直曖昧な情報しか見当たりませんでした。そもそも、LINEが提携している海外のインターネット企業は、いわばその道のプロです。いくらデータを暗号化したからといって、絶対にユーザー情報をのぞくことは出来ない!ということはない気がします…。疑ったらきりがありませんが、自分でできる対策はしておきたいものですね!


自分の情報は自分で守りましょう!

取り急ぎ自分のデータ(具体的には、トークやテキストと位置情報、1対1の音声・ビデオ通話のみ)を暗号化して守ることは必須です!自分のデータを暗号化するためには、プライバシー管理の「Letter Sealing」をオンにしておく必要があります。こちらは、基本的に初期設定でオンになっているのですが、何かの拍子にオフにしてしまっていることがありますので、念のため確認してみてください。わたしもオフにしてしまっていたので、慌ててオンにしました。

では、Letter Sealingをオンにする方法を説明します。

スマホのLINEを開き、画面右上の歯車マークをタップし、「プライバシー管理」を開きます。上から三番目なので、すぐ見つかると思います。

Letter Sealing

ここでLetter Sealingをオンにする(グリーンの楕円形に白いボタンの状態にする)と、ユーザー情報が暗号化されます!

ちなみに、暗号化の仕組みですが、LINEを使っている人が友だちにメッセージを送るときにサーバーを経由するのですが、発信者からサーバーに送信されるときにまず暗号化。そして、サーバーから受診者に送信される時にも新たに暗号化されるので、もしLINEのサーバーが攻撃されるようなことがあっても、これらのメッセージが解析されることはないそうです。

ただ、注意しなければいけないのはグループライン。皆さん、お友達付き合いや仕事などでグループラインを活用されていると思いますが、このときグループのメンバーの一人でも暗号化(Letter Sealing)をしていないと、グループのトーク内容は暗号化されません。

今後そのあたりも仕様が変わったりするかもしれませんが、ひとまず現状は上記の通りですので、皆さんぜひご自分のLINE設定を確認してみてくださいね!

LINEが中国から覗かれていた!

国内LINEユーザーの個人情報が、中国から閲覧可能な状態になっていた問題。

これ、恐ろしいですね! わたしは仕事で「LINE公式アカウント」に携わっているのですが、しばらくはLINE公式アカウントはおすすめしたくない…、と思いました。コロナが始まったあたりから、総務省や厚労省・法務省がLINEを活用したサービスをおこなっていましたが、今回の件で省庁は一斉にLINEから手を引く、とのこと。現在政府内では、LINEのみならずインターネットサービス全般で「機密情報のやり取りをしない」と決定したそうです。インターネットサービス全般、というのは今の時代可能なのか?と少し疑問に思いますが、それだけ政府もこの問題を重く捉えている、ということのあらわれですね。

Yahoo!とLINEの経営統合の行方

これに関連する動向として気になるのが、今月はじめに発表された「Yahoo!(Zホールディングス)とLINEの経営統合」です。オンラインショッピングの売上を伸ばしたいYahoo!と、すでに国民生活に浸透しきっているLINEが経営統合することによって、国内最強の導線を生む狙いだったのでしょう。実際、Yahoo!とLINEの経営統合についてはGAAFに対抗しようとするものではなく、日本国内をマーケットと考えているようです。しかし、ユーザーの情報がよりによって中国から閲覧可能な状態だった、というのは信用にかかわる問題ですね。一番怖いのは金銭に関わる被害を被りかねない点ではないでしょうか。LINE Payでは、ユーザーの銀行口座からお金を直接チャージできます。もし、その情報を盗まれてしまったら、銀行口座から勝手に出金されてしまうのでは? LINE ウォレットは大丈夫なの? わたしは、そういう不安を覚えました。

LINEの対応

LINEの対応については、自社の運営するリリースサイトで発表しています(記事はこちら)。火消しの意味合いもあり、長ったらしくて読むのも大変な文章ですが、簡単にまとめると①中国から閲覧できた個人情報とは、トーク・友達・登録電話番号・決済データ(←これ問題ですよね💢)の暗号化されたデータであり、先月中に中国からのアクセス権限は削除済みであること。②そもそも、ユーザーのデータを覗くのは、「通報」がされた場合のみである。③今後も、韓国(画像や動画・アルバム・ノートなどを管理)や中国(LINE Digital Technology 上海 Ltd.、NAVER Corporation、NAVER China)などのグローバル拠点は廃止しないこと、などでした。

中国からのアクセス権を剥奪したのは、Yahoo!との経営統合を進める中で決定されたことであり、何か被害や問題が起きたわけではない…、と言いたいようです。わたしが気になっているLINE Payの情報については、国内で管理しているとのことで、今後ユーザーのプライバシー情報の管理は国内に集約していく方針だそうです。

矛盾してない?

どうやら、Yahoo!と経営統合する上で元々LINEが抱えていた問題が露呈した形のようですが、言ってることがなんだか変だなと感じます。”「グローバル拠点」は廃止しないけど、ユーザーのプライバシー情報は国内で管理するから大丈夫!”って、どう思いますか? ユーザーのプライバシー情報を海外で管理するのは危険、ということであれば、海外拠点も廃止すべきです。本来、サーバーの場所がどこであろうが、情報にアクセスできるのがインターネットサービス。海外の企業が介入していること自体が危険ではないでしょうか。「個人情報」と名付けられたデータだけ国内のサーバーに保管します、という意味なら、そういう問題じゃないでしょ!と思います。

今後のLINE

2021年現在、日本国内でLINEを使っているユーザー数は8,600万人といわれるそうです。InstagramやTwitterなどをおさえての堂々一位!今回の騒動で、LINEを危険とみなして皆さん使うのをやめるでしょうか。

個人的には、LINEに変わる新しいサービスやアプリが出てくるまで、このまま皆さんだらだらと使い続けるのではと予想しています。周囲の友人や家族、同僚などみんなLINEを使っているし、自分一人でちがうアプリを使う!と言っても無理があるでしょう。つまり、今回のことで急にみんながLINEを使うことを止めるということはなく、新しいサービスによって自然に淘汰されるまでは皆LINEを使い続けるだろうと思います。

ちなみに、LINEは元々韓国最大のインターネット企業NAVERが設立した日本法人のサービスで、欧米ではほとんど使われていません。そして今日に至るまで、LINEは数々の企業と提携したり子会社にされたりサービスを譲渡したり商号変更したりと、現在一体どれだけの企業が関わっているのか、Wikiでみてもよく分からない状態です。正体がよく分からない、不気味な大企業ですよね。もし今後また別の問題が発生しても、責任の所在がどこにあるのか、この状態では明らかにされず済まされそうな不安を感じます。

毎日クーポンやポイントを送ってくるLINEですが、とりあえずわたしはLINE PayとLINEウォレットには手を出さないようにしようと決めました。他人からみたら単なる怖がりにうつるかもしれませんが、今後起こりうる危険に備えることが防災ですからね! あと、しばらくはLINE公式アカウントについても要注意物件として動向を見守りたいと考えています…。すでに数ある大企業がLINE公式アカウントを導入・運用していますが、ちょっと注意が必要だと感じます。

宇垣美里「家にいる時も日焼け止めは塗る」

最近、さまざまなセミナーを自宅で受けられる『ウェビナー』が大流行ですね! 中には、ECサイト運営やクラウドファンディングのノウハウなど、実践的な内容を無料で学べるウェビナーも多く、わたしもそういった講座は積極的に受講するようにしています。コロナで外出や大勢での会食の機会が減ったので、その時間を今後のための勉強に充てている感じです。

今日は、たまたま『宇垣美里、日頃からバッチリ紫外線対策「家にいる時も日焼け止めは塗る」』というニュース記事を見かけ、ブログを書くことにしました。フリーアナウンサーの宇垣美里さんは、オールインワン化粧品と各種基礎化粧品やスチーマーを活用し、いつも念入りにお肌のお手入れをされているそうです。ただ、これ資生堂アクアレーベルのウェビナー『うるテク』での発言だそうなので、まぁ資生堂の意図に沿ってあらかじめ用意された内容をお話されたのでしょうね。記事を読むと「いろいろ化粧水とかオールインワンを使ったあとは…」となっており、化粧水・乳液・美容液・保湿クリームなどの役割を1つで果たすはずの「オールインワン化粧品」に化粧水を併用?という、ちょっぴりツッコミたくなる表現もあるのですが、アクアレーベルの商品ラインナップを意識したものなのかもしれません。


ところで、「家にいる時も日焼け止め」については、皆さんどのように感じておられるのでしょうね? BAさんなどは、お客様に「朝のお手入れはクレンジングから」とか、「室内にいても日焼け止めは必要!」などと仰いますが、このあたり実際オススメしている側も実は「ンなこたないだろ…」と心の中で思ってたりします。少なくとも、わたしはそうでした😅 年齢的なこともありますが、毎朝スッピンの状態でクレンジングを使うのは肌に負担をかけかねないし、「室内に届く紫外線」にも種類や範囲があり、窓から遠く離れていれば浴びる心配もなさそうだからです。

紫外線には「UVA」と「UVB」の二種類があり、波長が長いとされる「UVA」については、窓ガラスや薄いカーテンを通過して肌に届いていると言われています。この状態を防ぐためには、①「遮光カーテンを使う」②「窓ガラスに紫外線防止フィルムを貼る」、そして③「日焼け止めを使う」という選択肢があります。

では、ここでお肌を守りたい人が選ぶべき日焼け止めとは、どんな日焼け止めでしょうか? これ、意外に知られていないポイントがあります。日焼け止めを選ぶ際、「SPF50・PA++++」など「とにかく大きい数字が表示されている日焼け止め」を買っておられる方が多いのではないでしょうか。これについて、詳しく解説しますね!



①SPF50とは

まず、「SPF」はSun Protection Factorの略で、先ほど例にあげた「UVB(紫外線B波)」をどれだけ遮断するかという効果指数です。「UVB」は、短時間で肌にダメージを与えて黒化(シミやそばかす)につながりやすい紫外線です。

日焼け止めを選ぶ際、この数値が大きければ大きいほど効果が高い、と思いがちです。しかし、正確に言うと日焼けしないわけではありません。どころか、いくらSPF値の高い日焼け止めを塗っていても、時間がたてば日焼けしてしまいます。「SPF50」とは、何もつけていない状態より日焼けするまでの時間を50倍遅らせることができる、という意味なのです。そのため、数時間おきに日焼け止めを塗り直す必要があります。

②PA++++とは

次に「PA++++」などの値。PAは、Protection Grade of UVAの略で、「UVA(紫外線A波)」を防ぐ効果指数であり、+の数は4段階に分けられています。もちろん、+の数が多いほうが効果が高いです。「UVA」は「一時的」な黒化を起こし、長時間かけて肌の弾力を奪うそうです・・・、恐ろしい💦

ただ、いつでも「SPF50・PA++++」を使えばよい、というものでもありません。これらの値が高いと、それなりに肌に負担がかかるからです。昔に比べればずいぶん改善されたものの、全くなくなったわけではないので、正しい知識をもって日焼け止めを選ぶことをオススメします!

③「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」

日焼け止めは「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」を配合することで肌を紫外線から守っています。まず、「紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシルやパラアミノ安息香酸など)」は紫外線を熱エネルギーなどに変換して肌へのダメージを防ぎます。サラサラした感触で、肌馴染みも良いのですが、人によってはその熱作用でアレルギー症状を起こしてしまうことがあります。近年、この「紫外線吸収剤」が肌に負担をかけやすいことが知られるようになり、「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」の日焼け止めも販売されています。

続いて「紫外線散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛など)」について。「紫外線散乱剤」は文字通り紫外線を跳ね返してくれるので、肌への刺激も少ないとされています。ただ、この紫外線散乱剤だけで日焼け止めを作ると、なかなか肌に馴染みづらく(キシキシする)、見た目も白浮きしやすいです。「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」をうまく配合することで、使いやすい日焼け止めになるのです。

④室内でつけるのに最適な日焼け止めとは?

以上の点をふまえ、室内で日焼け止めを使うのであれば、「SPF15〜30・PA+」程度が一番快適に過ごせ、日焼けもちゃんと防げます。洗濯物を干したり、ちょっとした買い物に出かける時も、実はこれくらいで十分なんです。強力すぎる日焼け止めはクレンジングが必要な場合もあり、ごわごわして肌にも負担を与えます。毎日強力な日焼け止めを塗っていると、かえって肌を傷めかねないので、シーンに応じて使い分け、肌への負担を軽減しましょう。

わたし自身は目に見えない紫外線までは気にしませんが😅 美白に命をかける乙女の皆さんは参考になさってください✨