これに関連する動向として気になるのが、今月はじめに発表された「Yahoo!(Zホールディングス)とLINEの経営統合」です。オンラインショッピングの売上を伸ばしたいYahoo!と、すでに国民生活に浸透しきっているLINEが経営統合することによって、国内最強の導線を生む狙いだったのでしょう。実際、Yahoo!とLINEの経営統合についてはGAAFに対抗しようとするものではなく、日本国内をマーケットと考えているようです。しかし、ユーザーの情報がよりによって中国から閲覧可能な状態だった、というのは信用にかかわる問題ですね。一番怖いのは金銭に関わる被害を被りかねない点ではないでしょうか。LINE Payでは、ユーザーの銀行口座からお金を直接チャージできます。もし、その情報を盗まれてしまったら、銀行口座から勝手に出金されてしまうのでは? LINE ウォレットは大丈夫なの? わたしは、そういう不安を覚えました。
LINEの対応
LINEの対応については、自社の運営するリリースサイトで発表しています(記事はこちら)。火消しの意味合いもあり、長ったらしくて読むのも大変な文章ですが、簡単にまとめると①中国から閲覧できた個人情報とは、トーク・友達・登録電話番号・決済データ(←これ問題ですよね💢)の暗号化されたデータであり、先月中に中国からのアクセス権限は削除済みであること。②そもそも、ユーザーのデータを覗くのは、「通報」がされた場合のみである。③今後も、韓国(画像や動画・アルバム・ノートなどを管理)や中国(LINE Digital Technology 上海 Ltd.、NAVER Corporation、NAVER China)などのグローバル拠点は廃止しないこと、などでした。
次に「PA++++」などの値。PAは、Protection Grade of UVAの略で、「UVA(紫外線A波)」を防ぐ効果指数であり、+の数は4段階に分けられています。もちろん、+の数が多いほうが効果が高いです。「UVA」は「一時的」な黒化を起こし、長時間かけて肌の弾力を奪うそうです・・・、恐ろしい💦