無印良品の「導入化粧液」使用レポ!


話題の無印良品「導入化粧液」を使ってみたので、元化粧品メーカー勤務のわたしが使用感をレポしてみます!

化粧品、高けりゃいいってもんじゃない

実は筆者は化粧品メーカーに8年ほどいた美容系ライターです。「コスメオタク」になろうとか、特にコスメにうるさい人になるつもりもなかったのですが、まぁ8年もいれば色々詳しくなります。特に、パッケージや不要な成分などについての裏事情も知っているので、豪華なデパコスなどに手を出すことはないですね。ほんと余計なものでどんどんコストが上がって、そりゃーお高くもなるでしょうよ。。。(辛口すみません)

安くても肌に良い化粧水、あるよ

働いていた会社の製品を贔屓するつもりはないんですが、実は今でもそこのプチプラ化粧水を愛用しています。アルコールや界面活性剤・保存料・香料など不要なものは一切配合されておらず、リピジュアが入っているせいか、肌がしっとりモチモチになります。パッケージも非常にシンプル、豪華な加飾や化粧箱なども全く使用していないので、コスト安につながるのです。

そういう経緯もあり、「安いのにすごく肌にいい!」と話題の無印良品「導入化粧液」にとても興味がありました。こちらもシンプルな容器デザインに無色透明・不要な香りのないサラッとした化粧液です。

ネットでは、何人もの男性YouTuberまでもが「無印良品の導入化粧液は欠かせない!」と言っていて、正直「安くていい化粧水使ってるから、ブースター(=導入化粧液)までいらないや」と思っていた筆者も、使ってみたくなったのです。

使ってみた感想は…、良かったです!!

使い方は、至ってシンプル。コットン不要、お風呂上がりに手のひらに化粧液をとって、バシャバシャ顔や首筋、アルコールで傷みがちな手指にもつけました。その上から、お気に入りのプチプラ化粧水をこれも手でバシャバシャっと。包み込むように手のひらで肌に押し付けるだけ。

すると、なんだか化粧水がジワーーーッと肌上に広がっていく感じがして、あとは肌がモッチモチになるんです!この「ジワーーーッ」という感覚は初めての経験でびっくりしました。今まで、お気に入りの化粧水をコットンに含ませ、そのコットンを少しずつ手で大きく伸ばしてペタッと肌に貼り付ける「コットンパック」などもやっていたのですが、それ以上のうるおいを感じることができたんです!(効果は個人により異なります)

【結果】期待以上★


結果は、星5つで!!!今回は、もし使ってみて期待外れな時もあきらめがつくよう、200mlを購入したのですが、次からはもっと大容量サイズを購入しようと思います!

ただ、お肌のお手入れは化粧品だけではありません。昔の同僚とよく美肌の秘訣について語り合いましたが、やはり栄養バランスの良い食事・規則正しい生活リズム・毎日ちゃんとお風呂につかって入浴すること・お肌のゴールデンタイム(夜10時頃〜)にはきちんと就寝すること。これら全てが美肌のコツです。乾燥と日焼けにはお気をつけて! 美肌習慣、続けましょう。

LINEを守る!レターシーリング

LINEユーザーの個人情報が中国の提携先からアクセスできた件について、昨日ブログを書きました。一応、ブログを書くにあたり周辺情報も調べてみたところ、LINE株式会社は「情報は強力に暗号化されており、特に現状問題が起きたわけではありません」というスタンスで、「暗号化」が本当に絶対安全なのかどうかについては、正直曖昧な情報しか見当たりませんでした。そもそも、LINEが提携している海外のインターネット企業は、いわばその道のプロです。いくらデータを暗号化したからといって、絶対にユーザー情報をのぞくことは出来ない!ということはない気がします…。疑ったらきりがありませんが、自分でできる対策はしておきたいものですね!


自分の情報は自分で守りましょう!

取り急ぎ自分のデータ(具体的には、トークやテキストと位置情報、1対1の音声・ビデオ通話のみ)を暗号化して守ることは必須です!自分のデータを暗号化するためには、プライバシー管理の「Letter Sealing」をオンにしておく必要があります。こちらは、基本的に初期設定でオンになっているのですが、何かの拍子にオフにしてしまっていることがありますので、念のため確認してみてください。わたしもオフにしてしまっていたので、慌ててオンにしました。

では、Letter Sealingをオンにする方法を説明します。

スマホのLINEを開き、画面右上の歯車マークをタップし、「プライバシー管理」を開きます。上から三番目なので、すぐ見つかると思います。

Letter Sealing

ここでLetter Sealingをオンにする(グリーンの楕円形に白いボタンの状態にする)と、ユーザー情報が暗号化されます!

ちなみに、暗号化の仕組みですが、LINEを使っている人が友だちにメッセージを送るときにサーバーを経由するのですが、発信者からサーバーに送信されるときにまず暗号化。そして、サーバーから受診者に送信される時にも新たに暗号化されるので、もしLINEのサーバーが攻撃されるようなことがあっても、これらのメッセージが解析されることはないそうです。

ただ、注意しなければいけないのはグループライン。皆さん、お友達付き合いや仕事などでグループラインを活用されていると思いますが、このときグループのメンバーの一人でも暗号化(Letter Sealing)をしていないと、グループのトーク内容は暗号化されません。

今後そのあたりも仕様が変わったりするかもしれませんが、ひとまず現状は上記の通りですので、皆さんぜひご自分のLINE設定を確認してみてくださいね!

宇垣美里「家にいる時も日焼け止めは塗る」

最近、さまざまなセミナーを自宅で受けられる『ウェビナー』が大流行ですね! 中には、ECサイト運営やクラウドファンディングのノウハウなど、実践的な内容を無料で学べるウェビナーも多く、わたしもそういった講座は積極的に受講するようにしています。コロナで外出や大勢での会食の機会が減ったので、その時間を今後のための勉強に充てている感じです。

今日は、たまたま『宇垣美里、日頃からバッチリ紫外線対策「家にいる時も日焼け止めは塗る」』というニュース記事を見かけ、ブログを書くことにしました。フリーアナウンサーの宇垣美里さんは、オールインワン化粧品と各種基礎化粧品やスチーマーを活用し、いつも念入りにお肌のお手入れをされているそうです。ただ、これ資生堂アクアレーベルのウェビナー『うるテク』での発言だそうなので、まぁ資生堂の意図に沿ってあらかじめ用意された内容をお話されたのでしょうね。記事を読むと「いろいろ化粧水とかオールインワンを使ったあとは…」となっており、化粧水・乳液・美容液・保湿クリームなどの役割を1つで果たすはずの「オールインワン化粧品」に化粧水を併用?という、ちょっぴりツッコミたくなる表現もあるのですが、アクアレーベルの商品ラインナップを意識したものなのかもしれません。


ところで、「家にいる時も日焼け止め」については、皆さんどのように感じておられるのでしょうね? BAさんなどは、お客様に「朝のお手入れはクレンジングから」とか、「室内にいても日焼け止めは必要!」などと仰いますが、このあたり実際オススメしている側も実は「ンなこたないだろ…」と心の中で思ってたりします。少なくとも、わたしはそうでした😅 年齢的なこともありますが、毎朝スッピンの状態でクレンジングを使うのは肌に負担をかけかねないし、「室内に届く紫外線」にも種類や範囲があり、窓から遠く離れていれば浴びる心配もなさそうだからです。

紫外線には「UVA」と「UVB」の二種類があり、波長が長いとされる「UVA」については、窓ガラスや薄いカーテンを通過して肌に届いていると言われています。この状態を防ぐためには、①「遮光カーテンを使う」②「窓ガラスに紫外線防止フィルムを貼る」、そして③「日焼け止めを使う」という選択肢があります。

では、ここでお肌を守りたい人が選ぶべき日焼け止めとは、どんな日焼け止めでしょうか? これ、意外に知られていないポイントがあります。日焼け止めを選ぶ際、「SPF50・PA++++」など「とにかく大きい数字が表示されている日焼け止め」を買っておられる方が多いのではないでしょうか。これについて、詳しく解説しますね!



①SPF50とは

まず、「SPF」はSun Protection Factorの略で、先ほど例にあげた「UVB(紫外線B波)」をどれだけ遮断するかという効果指数です。「UVB」は、短時間で肌にダメージを与えて黒化(シミやそばかす)につながりやすい紫外線です。

日焼け止めを選ぶ際、この数値が大きければ大きいほど効果が高い、と思いがちです。しかし、正確に言うと日焼けしないわけではありません。どころか、いくらSPF値の高い日焼け止めを塗っていても、時間がたてば日焼けしてしまいます。「SPF50」とは、何もつけていない状態より日焼けするまでの時間を50倍遅らせることができる、という意味なのです。そのため、数時間おきに日焼け止めを塗り直す必要があります。

②PA++++とは

次に「PA++++」などの値。PAは、Protection Grade of UVAの略で、「UVA(紫外線A波)」を防ぐ効果指数であり、+の数は4段階に分けられています。もちろん、+の数が多いほうが効果が高いです。「UVA」は「一時的」な黒化を起こし、長時間かけて肌の弾力を奪うそうです・・・、恐ろしい💦

ただ、いつでも「SPF50・PA++++」を使えばよい、というものでもありません。これらの値が高いと、それなりに肌に負担がかかるからです。昔に比べればずいぶん改善されたものの、全くなくなったわけではないので、正しい知識をもって日焼け止めを選ぶことをオススメします!

③「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」

日焼け止めは「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」を配合することで肌を紫外線から守っています。まず、「紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシルやパラアミノ安息香酸など)」は紫外線を熱エネルギーなどに変換して肌へのダメージを防ぎます。サラサラした感触で、肌馴染みも良いのですが、人によってはその熱作用でアレルギー症状を起こしてしまうことがあります。近年、この「紫外線吸収剤」が肌に負担をかけやすいことが知られるようになり、「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」の日焼け止めも販売されています。

続いて「紫外線散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛など)」について。「紫外線散乱剤」は文字通り紫外線を跳ね返してくれるので、肌への刺激も少ないとされています。ただ、この紫外線散乱剤だけで日焼け止めを作ると、なかなか肌に馴染みづらく(キシキシする)、見た目も白浮きしやすいです。「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」をうまく配合することで、使いやすい日焼け止めになるのです。

④室内でつけるのに最適な日焼け止めとは?

以上の点をふまえ、室内で日焼け止めを使うのであれば、「SPF15〜30・PA+」程度が一番快適に過ごせ、日焼けもちゃんと防げます。洗濯物を干したり、ちょっとした買い物に出かける時も、実はこれくらいで十分なんです。強力すぎる日焼け止めはクレンジングが必要な場合もあり、ごわごわして肌にも負担を与えます。毎日強力な日焼け止めを塗っていると、かえって肌を傷めかねないので、シーンに応じて使い分け、肌への負担を軽減しましょう。

わたし自身は目に見えない紫外線までは気にしませんが😅 美白に命をかける乙女の皆さんは参考になさってください✨

てんちむさんと景品表示法

先週、YouTubeでてんちむさんが再炎上してるのを目の当たりにし、正直「怖…!」ってなりました💦 わたし達ビューティー・コスメ業界の広告に携わる者なら常識である「景品表示法」に違反する内容の広告(画像)を、個人のInstagramに投稿したことからの、まさかの再炎上。


念のため、彼女はすでにKIREINOWA社のナイトブラ広告で、”ナイトブラで胸が大きくなった”と誤解させる内容の広告に出ていたのに、実は豊胸手術を受けていたことが露呈し、購入者全員に”全額返金する”ために、ご本人もよく事情が分からないまま法外な”手数料”まで含め億単位の負債を抱えることになった…、という経緯は皆さんご存知の通り。「AカップからFカップになった」と使用前・使用後の写真を並べた広告は、典型的な景品表示法違反となります。

今回は、脱毛サロン「C3(シースリー)」の施術について”9ヶ月0円で初期費用の不安も無いし(後略)”と表記した画像をご自身のInstagramストーリーズに投稿されました。これでは確かに「タダで9ヶ月間脱毛施術を受けることができる」と受け取られても仕方ありません。(本当は9ヶ月後に施術費用が請求されます)

また「撮影があるので脱毛サロンのC3に行ってきました」という文言が目立っているのも個人的に気になります。おそらくここがご本人の「投稿意図」に当たるのだろうと推測しますが、まるで個人的な報告(◯◯でごはん食べて来たよ!みたいな)を装うようなこの文章。広告とするにはすごく意識が低い…と感じてしまいます。


この投稿について、タレコミを受けた有名YouTuberコレコレさんが取り上げ、てんちむさんご本人が配信に電話出演したところ、「9か月間無料って思うんですか? 普通の人って」という発言や、大きなため息をつくなどの態度で見事再炎上となりました。今回、てんちむさんは即自身のチャンネルで謝罪動画をあげましたが、それがまたあまり内容が良くなかったとのことで、服装や態度を改め前代未聞の「謝罪動画あげ直し」となりました。


一応、わたしもそれらの動画をみてご本人の言い分を確認してみたのですが、個人的に①「いまお金がなくても、9ヶ月後に払えばいいというのは良いと思った」②「クライアントの気持ちも分かるし…」という発言が気になりました。


まず、①脱毛処理をしたくても「いまお金がない」人が「9ヶ月後なら払える」前提になっている点、気になります。どういう事情で「いまお金がない」のか分かりませんが、9ヶ月間日々節約して脱毛費用をコツコツ貯めるのでしょうか? 何か流動的な収入があるのでしょうか。どちらにしても、あまり金銭的余裕のない人が利用すべきシステムとは思えません。


また、②「クライアントの気持ちも分かるし…」も、たしかに一般人のわたし達には理解しづらい発言です。「クライアントの気持ち」を汲み取って、クライアントにとって不都合な事実「実は9ヶ月たったら費用を請求する」ということを記載しなかったのでしょうか。


このような「不都合な事実」を隠した広告を「一般消費者に誤認されるおそれがある表示」として「有利誤認」や「優良誤認」と呼び、景品表示法違反となります。これは景品表示法の中でもごく初歩的な内容で、美容やコスメなどの広告に携わる人なら誰でもよく知っています。そういった広告を見れば、よく下のほうに小さな文字で「※当社比」とか「※すべての人に効果を保証するものではありません」などという文言が書いてあったりしますよね。あれは、その文言を載せることで消費者に「合理的事実」を伝えているのです。今回であれば、「※お申し込みから9ヶ月後に施術費用00,000円が発生します」などと表記すべきでした。


ただ、ご本人も「なぜわたしばっかり…」とこぼされているように、このような景品表示法違反広告は、実は日常山ほど垂れ流されてます(J:comで流されてるコスメや健康食品のCMとかね…)。個人的には、よくH◯嫁(◯谷杏奈)の広告表現に違和感を覚えます。「白髪が生えなくなるシャンプー」とか謳ってるけど、それただのカラシャンやし!


今回このブログを書くにあたり調べてみたところ、「景品表示法」って違反するだけではあまり罰せられることがないようです💧 何か違反している場合、まず消費者庁から何らかの「措置命令」が下され、それに従わなかった事業者が「2年以下の懲役又は300万円以下の罰金」を課される、ということのようです(景品表示法第38条)。実際、2019年に大阪のネット通販業者(Growas)が効果を保証できない「シミが消えるクリーム」や「痩せるジュース」について「再発防止命令」を受けています。


ここで1つ言えることは「てんちむさんは消費者庁から指導や罰を受けたわけではない」ということです。そもそも論でいえば、今回景品表示違反に問われるべきは、事業主の「C3」です(てんちむさんが個人のインスタストーリーズに投稿してしまったので、少しややこしいことになってますが)。そして、もっとエグい景品表示法違反事例はいくらでもあります。てんちむさん自身、今回の騒動で「薬事法やコスメに関する資格を取りたい」と発言したことで「ズレてる」などとさらに非難されていますが、わたしはあながちその発想も間違いではないように思います。わたし自身、コスメ業界で働いていた時に業界主催の薬事法の研修を受け、景品表示法についてもその時学んでいます。今もその知識を仕事で生かしているからです。


今回の騒ぎをどう捉えるかは人それぞれ自由ですが、コスメや美容・医療の分野の広告表現には他にも様々な規制があり、注意が必要です。こんな初歩的な誤りは論外ですが、そういった分野でこれから起業される方や広告案件を受けるインフルエンサーの方には、それらの知識を持つ人にチェックしてもらうことをオススメします。今回のような内容であれば、わたしなら相談料などいただきません。初歩的すぎて考える時間も必要ないですから😅 とはいえ、一からご自分で勉強する時間と手間を考えれば、プロの手を借りる方がよっぽど効率的で確実ですよ💡